SPECIAL
目指すは全社に影響を与え、
お客様の事業に伴走する製造スタッフ。
T.Y/2011年4月入社
福島工場 製造グループ マウント・組立チーム
現場を変えられるのは現場のプロだからこそ。
地元福島の工業高校を卒業後に新卒で入社。製造スタッフを経て現在は主任として26名のメンバーをまとめています。スタッフの時は機械の操作など担当業務がある程度固定されていましたが、主任は現場全体を俯瞰し、製造工程における課題点を見つけて解決する力が求められます。私が入社した頃は紙に書かれたマニュアルを見て製造機器を操作していたので、マニュアルには記されていないこれまでの経験などの判断が介在してしまい、仕事の進め方にバラつきがありました。この点に課題を感じた私は、入社一年目の新人でも社歴十年以上のベテランと同じような作業工程を辿ることができるようパソコンによるプログラム化に着手。結果、良いものを早く作ることができ、なおかつ品質の均一化にも繋がる業務改善を行うことができました。もともと機械いじりが好きでこの会社に入った私が、“モノ作りの土台作り”を任されるなんて想像もしていませんでした。主任は求められることが多く責任も増しますが、全社に与える影響度も大きいので、やり甲斐を感じています。
他部署を巻き込み、現場の負を取り除く。
作業のプログラム化は日頃感じている負の部分を解消することが多いですが、プロジェクト内での事象をきっかけに行う事も。例えば、お客様に製品を納品する際に、検査をクリアしていることを証明するために提出する『成績書』。以前は全て手入力だったので一枚を作るのに数分、一度に何十台も納品すれば書類作成だけで一時間近くを要し、手入力による入力ミスが発生することもありました。この問題を解決するため、社内の関係部署と連携をとり、『成績書』の発行システムのプログラム構築に着手。検査から発行までをスピードアップさせることに成功しました。さらに手入力を無くしたことで入力ミスの問題も解消。約50台分の成績書を発行するのにかかる時間はたったの1分と劇的な業務改善となったのです。私がいま見据えている次の目標は、部署を超えた会社全体での品質向上。その中で私は製造現場のプロとして、よりお客様に近い存在になりたいですね。会社は社歴や役職の有無を問わずフラットに社員の意見を聞いてくれる風土があるので、実現に向けて今からワクワクしています。